グローバルに統合された企業
The Globally Integrated Enterprise
2006年8月号掲載論文
どこまでグローバル化できるかについての企業の認識が変化した結果、企業の関心は、どのような製品をつくるかよりも、いかにそれを生産するか、どのようなサービスを提供するかよりも、どのようにサービスを提供するかに移っていった。いまやアウトソーシングが一般的になり、企業は自らを、調達、生産、研究、販売、流通などの特定部門が並列するネットワークとみなしている。ここにおける真の技術革新とは、新しい製品を開発し、生産するための創造力だけに左右されるわけではない。いかにサービスを提供し、ビジネスプロセスを統合するか、いかに組織やシステムを管理し、知識を移転するかでその多くが左右されることになる。
- 間違った前提
- IT革命と企業認識の変化
- 生産プロセスのグローバル化とアウトソーシング
- 21世紀型技術革新とは何か
- 今後の課題
- グローバルな協調を
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