CFR Meeting
国境を超えて
――グローバル化のなかの企業提携モデル
Working Across Boundaries
2006年7月号掲載論文
「新しいパートナーから何も学ぶことはないと考えたら、企業提携、アライアンスは早晩失敗に終わる。自らのアイデンティティーが相手のパワーに食い潰されてしまうと感じたら、最善の努力をするパートナーはいない。どんなパートナーシップも、すべての関係者のアイデンティティーと自尊心を尊重しなければ成功しない。したがって、あらゆる要素をひとまとめにして溶かしてしまうのではなく、文化的な相違をフルに生かして心理的な距離を縮め、最終的には価値を生み出すリーダーシップが必要になる。……合併でも買収でもなく並存する二つの会社を持ち、フランス人には誇りを持ってルノーで働かせ、日本人には誇りを持って日産で働かせる。二つの会社は、互いに反発するのではなく、協力する。これを8年間やってきて、このアライアンスにはきわめて優れた部分があると確信するようになった。……相互依存が深まっていることを踏まえて互いのアイデンティティーと文化を尊重し、互いを高め合い、互いの弱点を改善する相乗効果を探り当てることによって、意義深い恒久的な成果を達成することができる」
- 企業提携の本質とは何か
- 新技術と地球温暖化対策
- 買収よりも、提携が時代に即している理由
- 企業が危機に直面したら…
- 間違いなく成功する企業提携モデル
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