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CFRインタビュー
イランの核技術保有宣言の余波
 ――外交的解決しか道はない

CFRシニア・フェロー レイ・タキー

U.S. Can Only Stop Iran by Offering Broad Concession

Ray Takeyh CFRの中東担当シニア・フェロー。イエール大学、カリフォルニア大学、ワシントン近東政策研究所のフェロー、米国防大学教授、同大学近東・南アジア研究所の研究部長などを経て、現職。専門はイラン、中東の政治改革、イスラム主義運動など。

2006年4月号掲載論文

「イランが低濃縮ウランの製造に成功したからといって、国際社会が一つにまとまるとは思えない」。むしろ、米欧の連帯は不安定になってきているとイラン問題の専門家レイ・タキー(CFRシニア・フェロー)はみる。「アメリカが制裁に同調するように求め出せば、中国やロシアだけでなく、ヨーロッパも難色を示し出すかもしれない。イランが低濃縮ウランの開発に成功したからといって、自分たちの経済利益、――ロシアの場合は、経済利益と戦略利益――を脇に置いて、アメリカの懲罰路線に同意するということにはならないだろう」。同氏は、もはや核技術をイランに放棄させるのは無理であり、今後の開発の進展を枠にはめるための外交交渉を行うしか手はないと述べ、アメリカの妥協が必要だと強調した。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。邦訳文は英文からの抜粋・要約。

  • 揺らぎだした対イラン国際連帯
  • イランがウラン濃縮をやめることはない

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