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CFRインタビュー
イラン核開発問題をめぐる米欧協調の危うさ
―― 打開の鍵をにぎるのはロシアだ

リー・フェイシュタイン 米外交問題評議会シニア・フェロー

Russian Offer to Iran is the Best Hope

Lee Feinstein クリントン政権期の国防総省の平和維持活動担当シニア・アドバイザー、国務省の政策企画部スタッフを経て、現在は米外交問題評議会(CFR)シニア・フェロー。国連改革に関するCFRのタスクフォース・リポートのプロジェクト・ディレクターを務めた。

2006年1月号掲載論文

現在のところ、イランの核開発問題に対して共同歩調をとっているとはいえ、アメリカとヨーロッパの脅威認識にはかなりの気温差がある。「ヨーロッパ人はすでに対イラン貿易制裁には反対すると表明している」。リー・フェイシュタイン(米外交問題評議会<CFR>シニア・フェロー)は、イランの核開発の脅威の本質、切迫性をめぐって、米欧の認識は大きく違っているし、米欧は経済制裁の効果についても違う意見を持っていると指摘し、今後もアメリカとヨーロッパが同じ土俵に立ち続けることができるかどうかを疑問視する。むしろ、イラン問題をめぐって何らかの進展が期待できるのは、ロシアでウラン濃縮の合弁事業を立ち上げる妥協案が進展した場合だろうとコメントした。聞き手はバーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティング・エディター)。
邦訳文は英文からの抜粋。

  • 欧米はイランの脅威を前に結束を維持できるか
  • ロシアの妥協案が鍵を握る

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