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キッシンジャーとサマーズが描く米欧関係の未来像

タスクフォース共同議長 ヘンリー・キッシンジャー キッシンジャー・アソシエーツ会長
ローレンス・サマーズ ハーバード大学総長 プロジェクト・ディレクター
チャールズ・カプチャン 米外交問題評議会シニア・フェロー

Renewing the Transatlantic Partnership

Henry Kissinger
キッシンジャー・アソシエーツ会長。ハーバード大学教授、外交問題評議会のプロジェクト・ディレクターを経て、ニクソン政権期(一九六九~七四)の国家安全保障問題担当大統領補佐官となる。七三年九月から国務長官も兼任し、フォード政権(七四~七七)でも国務長官を務めた。七三年にはノーベル平和賞を受賞している。
Lawrence Summers
ハーバード大学総長。世界銀行副総裁を経て、一九九三年にクリントン政権の財務次官として政権入りし、九五年から同副長官を務めた。九九年にロバート・ルービン財務長官の辞任に伴い財務長官に昇格。

2004年5月号掲載論文

米欧関係は、これまでになく緊張した局面にある。ヨーロッパ人の多くは、アメリカ人はヨーロッパに悪意をもっていると考え、一方アメリカ人の多くはヨーロッパ人の行動に反発し、ヨーロッパ側の脅威認識を的はずれだと切り捨てる。ヨーロッパでは、アメリカというハイパー・パワーを封じ込めるべきだという議論さえある。イラク戦争開始直後の二〇〇三年三月、米外交問題評議会は、キッシンジャー元米国務長官、サマーズ元米財務長官を共同議長に迎え、新しい局面を迎えている米欧関係に関するタスクフォースを組織した。邦訳文は、二〇〇四年三月に公表されたリポートに関するプレス・ブリーフィングからの抜粋・要約。リポート本文、プレス・ブリーフィングの全文(ともに英文)はwww.cfr.orgからアクセスできる。

  • 米欧が共有する目的の定義を
  • 国際的正統性と単独行動主義
  • 先制攻撃について
  • 欧州統合と米欧関係

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