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サダム後の湾岸の安全保障を考える

ケニース・M・ポラック
ブルッキングス研究所・中東研究センターディレクター

Securing the Gulf

Kenneth M. Pollack ブルッキングス研究所・中東政策研究サバンセンター所長。一九九一年から二〇〇一年まで、米国家安全保障会議のペルシャ湾岸担当ディレクターを務めた後、米外交問題評議会シニア・フェローを経て現職。

2003年8月号掲載論文

サダム後のペルシャ湾岸の安全保障をどうするか、現地でのアメリカの軍事プレゼンスをどうするかは大きな課題であり、この課題を考えていく上で正面からとらえるべきジレンマが三つある。第一は新生イラクの再軍備をどこまで認めるかということ。強すぎても、弱すぎてもいけない。第二はイランの核開発計画。そして、第三はバーレーン、クウェート、オマーン、カタール、サウジ、アラブ首長国連邦といった湾岸協力会議(GCC)諸国が政治的に不安定化し、国内的混乱に陥る危険があるということだ。

  • サダム後の湾岸の新たな脅威
  • 湾岸におけるアメリカの利益とは
  • 湾岸での三つの脅威
  • 視界の彼方へと米軍を引く
  • 中東に地域防衛同盟を
  • 軍備管理による安保枠組み
  • 三つのアプローチを組み合わせよ

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