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米欧関係修復の試金石としてのイラク再建

アンドリュー・モラブシック ハーバード大学政治学教授

Striking a New Transatlantic Bargain

Andrew Moravcsik ハーバード大学政治学教授。同大学EU研究プログラムのディレクター。邦訳文は原文からの要約・抜粋。

2003年8月号掲載論文

ヨーロッパはアメリカの軍事パワーを必要とし、アメリカはヨーロッパのシビリアン・パワーを必要としている。相互補完的な関係にあるこれらのパワーをうまく組み合わせて共通の目的に向かわせ、新たな安全保障上の脅威に対抗できるようにすることが重要だ。
ワシントンは介入には多国間協調が必要なことを認め、一方、ヨーロッパはアメリカのパワーに対する反発を抑え、紛争の予防や戦後復興への関与に伴う重荷の多くを引き受けなければならない。

  • 「支え合う米欧」への転換を
  • 米欧関係の新たな現実
  • 米欧対立を再検証する
  • 状況に対処する三つの選択肢
  • イラク再建と米欧関係の修復を連動させるには

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