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北朝鮮危機とアメリカの東アジア戦略の大転換
―米戦略の重心は日本から中国へ?
Adjusting to the New Asia
2003年7月号掲載論文
中国の経済的・地政学的台頭、日本の地域的影響力の低下、自主路線を強める韓国、そしてアメリカの対テロ戦略。北朝鮮危機の背後で展開するこれら一連のトレンドは、アメリカの東アジア戦略を大きく変化させ、アジアの安全保障地図を大きく塗り替えることになるだろう。
すでにアメリカは中国とより緊密な関係を築き始め、アメリカにとっての日本の戦略価値は大きく低下している。北朝鮮危機、中台問題はどうなるのか。韓国、日本の駐留米軍は撤退するのか。
- 変化するアメリカのアジア戦略
- 朝鮮半島の新力学と駐留米軍の行方
- 日本――縮小する同盟関係と米軍の撤退?
- 高まる中国の重要性
- 台湾と中国はどうなる
- 東南アジアへの関与の強化
- 自立的なアジアとどう向き合うか
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