米外交問題評議会タスクフォース・リポート
北朝鮮問題にどう対処する
Meeting the North Korean Nuclear Challenge
2003年7月号掲載論文
二〇〇三年五月下旬に公表された朝鮮半島問題タスクフォース・リポートは、北朝鮮の核開発をやめさせるには、アメリカが暫定交渉への純粋なコミットメントを示し、米韓関係を修復し、中国がより大きな役割を担う必要があると指摘している。
前半のPART1では危機の経緯、北朝鮮の意図、アメリカの政策、各国の立場が分析され、後半のPART2では「すでに危険水域に入っている」とされる北朝鮮危機に対する交渉枠組み及び政策についての提言がなされている。邦訳文は同リポートからの抜粋・要約。全文(英文)はwww.cfr.orgから、日本語によるタスクフォースのメンバーリスト、主旨統括などは、www.foreignaffairsj.co.jpからアクセスできる。
- PART 1 現状分析
- いまどのような状態にあるのか
- 孤立したマフィア国家としての北朝鮮
- 曖昧な平壌の意図
- アメリカ政府の立場
- 地域諸国の立場
- ・韓国 アメリカとの脅威認識の格差
- ・中国 変化する北朝鮮への態度
- ・日本 強硬路線の支持に傾斜か
- ・ロシア 多国間交渉のプレーヤー
- PART 2 政策提言
- 二つのアプローチ 政権交代策は短期には実施不可能
- 戦略を特定するための関係国間の合意を
- 同盟国・友好国との団結上の問題
- 交渉の枠組みについて
- 政策提言
- 不測の事態に備えた計画
- 使用済み核燃料棒の再処理に踏み切っていれば
- 核施設の軍事攻撃?
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