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イラクとアラブ世界の将来
Iraq and the Arabs' Future
2003年1月号掲載論文
アラブの指導者たちは、心のなかでは「砂漠の嵐」を超える「完全な嵐」の到来を待ち望んでいる。短期間で決着がつき、サダム・フセイン追放の機会がつくり出されるような戦争を望んでいる。だが、これを「正義の戦争」と納得するアラブの民衆はほとんどいないだろうし、戦後には厄介な現実が待ち受けていることをアメリカは心しておくべきだ。
アラブ世界は、アメリカの罪をあげつらうことも、改革派を「外国勢力の手先」と切り捨てることもできる。それだけに、戦争をいかに戦うか、大いなる慎重さをもって臨まなければならない。
- アラブ世界の近代化を
- 「アメリカ人がやってくる」
- イラクとの戦争とアラブ世界
- 気まぐれなアラブの群衆
- ヨルダンの立場
- 湾岸戦争の意味
- ビンラディンというアメリカとサウジの悪夢
- 戦後イラクの可能性と限界
- シーア派イラクの誕生?
- 新生イラクは汎アラブ主義と決別する
- 少数派による多数派弾圧の歴史
- 恐怖政治の台頭
- 戦後日本という先例?
- イラク、そして中東民主化の行方
- アメリカの課題
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