Grigvovan / Shutterstock.com

カスピ海資源開発の政治経済学

ジャン・H・カリッキ ウッドロー・ウィルソン・センター研究員

Caspian Energy at the Crossroads

Jan H. Kalicki ワシントンにあるウッドロー・ウィルソン・センターの公共政策担当研究員。クリントン政権では商務省顧問、「中央アジアとのエネルギー通商協力」担当顧問を務めた。

2002年4月号掲載論文

カスピ海周辺のエネルギー資源を間違いなく地域市場、国際市場へ搬出するには、ロシアのパイプライン輸送に依存している現状を見直して、多層的なパイプライン建設を実現する必要がある。膨大な資源を有するカスピ海周辺諸国が、ロシアやイランの力を借りずにエネルギー資源とパイプラインを欧米と共同開発することこそ、アメリカと世界全体を潤すだけでなく、カスピ海周辺諸国にとっても自国の安全と繁栄を確保する最も確実な道であり、ブッシュ政権はこの方向での政策面の見直しを早急に行うべきだ。

  • カスピ海の戦略地政学
  • 国際開発が進むカスピのパイプライン
  • ロシア・パイプラインへの危険な依存
  • パイプラインをめぐる政治力学
  • 天然ガス資源
  • カスピ海政策の抜本的見直しを

この論文はSubscribers’ Onlyです。


フォーリン・アフェアーズリポート定期購読会員の方のみご覧いただけます。
会員の方は上記からログインしてください。 まだ会員でない方および購読期間が切れて3ヶ月以上経った方はこちらから購読をお申込みください。会員の方で購読期間が切れている方はこちらからご更新をお願いいたします。

なお、Subscribers' Onlyの論文は、クレジットカード決済後にご覧いただけます。リアルタイムでパスワードが発行されますので、論文データベースを直ちに閲覧いただけます。また、同一のアカウントで同時に複数の端末で閲覧することはできません。別の端末からログインがあった場合は、先にログインしていた端末では自動的にログアウトされます。

Copyright 2002 by the Council on Foreign Relations, Inc. & Foreign Affairs, Japan

Page Top