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サダム追放策の全貌を検証する
―― 国際協調と単独主義の間

スピーカー
レオン・ファース/クリントン政権・国家安全保障問題担当補佐官
リチャード・パール/レーガン政権・国防次官補

Getting Saddam: A Debate

Richard Perle 国務省に入省後、下院スタッフに転じ、レス・アスピン議員の補佐官、上院ではアル・ゴア議員の外交顧問を務め、クリントン政権では、アル・ゴア副大統領の国家安全保障問題担当補佐官を務めた人物で、現在、ジョージ・ワシントン大学の客員教授。
Leon Fuerth 冷戦期における最も有力な上院議員の一人であるヘンリー・ジャクソンの首席補佐官を皮切りに外交・防衛畑でキャリアを積み、レーガン政権では国防次官補を務め、現在、アメリカン・エンタープライズ研究所のレジデント・フェロー。

2002年3月号掲載論文

戦略的に好都合だからという理由でサダム追放策に焦点を合わせれば、すでに開始している対テロ作戦の実行に必要な国際的支援を失いかねない。テロ・ネットワークは、サダム同様に、アメリカに対して生物兵器を使用する能力を持っていることを忘れてはならない。(ファース)
テロリストに聖域を提供するテロ支援国がなくなって初めて、われわれはテロ・ネットワークを打倒できる。われわれは開放的な社会で暮らしており、個々のテロ集団に対処するだけでは、アメリカの安全を守ることはできない。(パール)

  • イントロダクション
  • 対テロ戦争を優先し、サダム追放策はタイミングをはかれ
  • 対応の遅れは、サダムに主導権を与える
  • イラクとイラン、どちらが深刻な脅威か
  • アルカイダを壊滅するだけで問題は解決しない
  • サダム追放作戦の国際的余波はどうなる
  • INCの実力は
  • イラクの大量破壊兵器とテロ集団
  • サダムに抑止は通用するか
  • サダム後のイラク
  • 単独主義は間違っている?
  • 国連による査察の再開の是非
  • サダムを抑止できるか
  • 連帯のリーダー、それとも現代版ローマ帝国
  • 同盟関係と共有利益

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