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軍事作戦後の対立を回避せよ

マイケル・ハワード オックスフォード大学歴史学教授

What's in a Name?

Michael Howard  オックスフォード大学教授(戦争史)、イエール大学名誉教授(海軍史)。この論文は二〇〇一年十月三十日に著者がロンドンで行った講義をもとに、書き下ろされている。

2002年2月号掲載論文

「テロリストは英雄ではなく犯罪者である」とみなす前提が中東世界で受け入れられていない状態で、民間人に犠牲が出ることが避けられない対テロ軍事作戦を続けるのは、敵に勝利を与えるに等しい。テロに対する闘いを成功へと導くには、軍事作戦を早く終え、欧米にとって未知なるイスラム世界において「人心を勝ち取る闘い」を展開する必要がある。そして、この闘いの最前線はアフガニスタンではなく、近代化志向の政府が伝統主義者の反動によって脅かされている中東のイスラム諸国である。

  • 対テロ「戦争」の弊害
  • 理想的対応と現実の間
  • 対テロ作戦の本質は何か
  • 軍事作戦を早急に終えよ
  • 文化間の対立という脅威

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