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テロリストと外相
――ドイツ左翼の系譜と歴史の正常化
The Minister and the Terrorist
2001年12月号掲載論文
今日のドイツ人を前世代のドイツ人や現在における他のヨーロッパ人の多くとは違う存在にしているのは何か。それは、「血か領土」ではなく、リベラルな価値観に忠誠を誓うハーバーマスの「立憲的愛国主義」の概念を定着させた、六八年世代の左翼活動家に負うところが大きい。「ドイツ文化の西側化、そして過去の歴史と政治の正常化」という20世紀ドイツの2つの遺産を作り上げたのは既存の体制を徹底的に批判し、文化と政治の価値観を一変させた60年代の左翼活動家たち、とくに左翼の西側協調派の貢献である。68年世代左翼のさまざまな人生と遺産は、21世紀ドイツに何を伝えるのか。
- ジャッカルの日
- ニューレフトの学生たち
- ヨシュカ・フィッシャーを探して
- ナショナリズムと極左から極右への転向
- 過去の歴史の正常化
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