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中国のWTO加盟と米中関係の行方

タスクフォース議長 ロバート・D・ホーマッツ ゴールドマン・サックス&カンパニー副会長、 プロジェクト・ディレクター エリザベス・エコノミー 米外交問題評議会中国研究プログラムシニア・フェロー 、ケビン・ニーラー 国際政策フォーラム上級研究員

Beginning the Journey: China, the United States and the WTO

2001年12月号掲載論文

以下は、二〇〇一年十月に発表された米外交問題評議会のタスクフォース・リポートからの抜粋。

  • 米中関係の曖昧さ
  • 経済成長は中国の何を変えるのか
  • WTO加盟で米中関係の何が変わるのか
  • 今後のリスクは何か
  • WTO合意実施上の課題
  • 政策目標と行動計画に関する提言
  • 台湾のWTO加盟とアメリカの利害

<米中関係の曖昧さ>

米中関係はどう見ても、政策上の大きな課題に直面している。一九八九年の天安門事件と冷戦の終結以来、米中関係全般はひどく悪化した。一方で、数少ないながらも、そこまでは悪化していない領域もあり、経済関係はその一つである。

中国系アメリカ人学者の逮捕、そして台湾政策をめぐる立場の違いが招いた米中間の緊張は、両国の関係につねにつきまとう摩擦や軋轢の最近の具体例である。中国の世界貿易機関(WTO)への加盟を受けて、米中が今後どのように対応するかは政治的にも注目される。・・・

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