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対テロ米ロ同盟とロシアの民主主義
America's Real Russian Allies
2001年11月号掲載論文
ブッシュ政権はテロという新たな世界規模の脅威に対する国際連帯を形成しようとするあまり、民主国家という連帯の相手に求められる資格を無視した動きに出るかもしれない。強権政治への逆コースをたどりつつあるロシア政府も、この対テロリズム連合に協力を表明した以上、アメリカに統治面でとやかく言われることもなくなるだろう。だが、対ロシア民主化支援を強化しないかぎり、アメリカの安全保障に将来大きな悪影響が出る。かつての宿敵の国境内に民主主義を根づかせるための努力をいまこそ再強化すべきである。
- 大同団結の落とし穴
- 同盟国に求められる条件は何か
- 強権路線へ回帰するロシア
- 民主化を支持する市民
- 民主化支援を強化せよ
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