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さらば、アダム・スミス
――貿易指標はもう時代遅れ
The U.S. Trade Deficits; A Dangerous Obsession
2001年8月号掲載論文
世界市場における企業競争の実態は、貿易指標だけでは測りきれなくなってきており、対外直接投資の経済効果をより重視する必要がある。国境を超える輸出入の数字など、グローバルなビジネスのつながりを示すものでもなければ、企業がどのように、どこで競争しているのかを示すものでもない。自国の貿易赤字に過度にこだわれば、保護主義を呼び込むだけである。アダム・スミスによる時代遅れのグローバルな競争の分析枠組みに別れを告げ、アメリカ経済の世界市場との関係についてのより複雑な構図を理解すべき時期にきている。
- 貿易に関する間違った思い込み
- 米企業が外国展開する理由
- 米企業海外子会社の実態
- 大切なのはどこに企業を置くかだ
- 輸入は貿易関係の指標になるか
- 貿易指標への過大なこだわりをやめよ
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