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ミサイル防衛論争の虚構と現実

ジョン・ニューハウス  防衛情報センター上席研究員

The Missile Defense Debate

John Newhouse 防衛情報センター(CDI)の上席研究員。CDIはアメリカの軍事支出、政策、兵器を分析するアメリカの非営利団体。

2001年7月号掲載論文

モスクワ、北京、そして懸念を抱くヨーロッパ諸国は、ブッシュ政権のNMD構想のなかに、戦略的優位を完全に確立している国がさらに単独で(防衛上の)優位を模索しようとする意図を見て取り、ブッシュ政権が軍備管理プロセスに明らかに無頓着であると嘆いている。ミサイル防衛構想は、アメリカの単独主義、他の諸国の懸念に無頓着な態度への各国の不満を象徴する存在となっていくだろう。結局、NMDは世界をより不安定にするだけでなく、アメリカを孤立へと誘い、他からの攻撃に脆い存在にしてしまう。

  • 配備すべきか、配備せざるべきか 
  • ワシントン政治とミサイル防衛
  • ロシアの反発と戦術
  • 中国の反発
  • ヨーロッパの懸念

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