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米外交問題評議会ミーティング
キッシンジャーが読み解く新世界
――元大統領補佐官が語る新政権の課題

リチャード・V・アレン、ロバート・C・マクファーレン  

National Security: Looking Forward

Richard V. Allen ニクソン、レーガン政権の外交顧問で、一九八一~八二年にかけてレーガン政権の国家安全保障担当補佐官を務めた。現在は、リチャード・アレン・カンパニーの会長。 Henry A. Kissinger 一九五四~五五年にかけて米外交問題評議会における「核兵器と外交政策」研究プロジェクトのディレクターに抜擢されたキッシンジャーは研究会での討論と自分の見解をまとめ、その後ベストセラーとなる『核政策とアメリカ外交』を五七年に出版し、外交界へデビュー。その後、ニクソン政権で国家安全保障担当補佐官、国務長官として、対中和解に向けた外交を展開した。現在は、国際コンサルティングを手がけるキッシンジャー・アソシエーツの会長。 Robert C. McFarlane 一九八三~八五年までレーガン政権の国家安全保障担当補佐官を務める。スターウォーズ(SDI)構想の中心人物として知られる。現在は、Energy and Communications Solutionsの会長。 Brent Scowcroft 統合参謀本部での要職を経て、空軍中将で一九七四年に退役し、その後、国家安全保障会議の議長を含む国防関連の政府顧問を数多く歴任。八九~九三年までブッシュ政権の国家安全保障担当補佐官を務めた。現在は、Forum for International Policyの会長。

2001年5月号掲載論文

アジアは外交的にはグローバル・システムの一部を形成しているが、戦略的には各国が互いに相手国を潜在的な敵対勢力と見なしていた十九世紀のヨーロッパと同じメカニズムでいまも動いている。だが、最大の問題は特定の一国がアジアを支配しようと試みることで、かつてそのような試みをした日本とアメリカは戦争をした。しかし、そのような試みが具体化していない現状では、中国を含むいかなる国も敵対国と見なすべきではない。(キッシンジャー)

  • 新大統領へのブリーフィング
  • 対中関係の緊張は避けられない?
  • アフリカという先の読めぬ問題
  • 質疑応答
  • 何がアメリカ外交を形作るのか

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