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北東アジアの新局面

ケント・E・カルダー 駐日アメリカ大使特別補佐官

The New Face of Northeast Asia

Kent E. Calder ウォルター・モンデール前駐日アメリカ大使、トマス・フォーリー同大使の特別補佐官。

2001年2月号掲載論文

金大中は南北首脳会談を通じて北朝鮮を孤立から救い出し、日本を安心させ、韓ロ双方にとって互恵的な経済取り決めによってロシアの利益認識も刺激してみせたが、北東アジアでの新たな力学はより大きくて予期せぬ変化を表へと引きずり出すかもしれない。一九九〇年代半ばに二十基だった台湾海峡地域に配備された東風二号などの短距離ミサイルの数は、九九年までに二百に達し、いまや一週間に一基ずつ増え続けている。現在形成されつつある流動性に満ちた北東アジア秩序には、一連の二国間安保関係だけでなく、トラック二プロセスを含む、より幅広い包括的安全保障メカニズムが必要である。

  • 南北首脳会談の外交余波
  • 国内政治と外交
  • 北朝鮮の現実主義の二つの意味
  • 北東アジアのミサイル増強
  • 脆弱な多国間枠組み
  • 新大統領の早期訪日を
  • 日本の改革
  • 新状況への新枠組み

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