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遺伝子組み換え作物で途上諸国を救うには

ロバート・パールバーグ
ウェルズリー大学政治学部教授

The Global Food Fight

Robert Paarlberg ウェルズリー大学政治学部教授。ハーバード大学ウェザーヘッド国際関係センター・アソシエートも兼職する。

2000年6月号掲載論文

遺伝子組み換え食糧をめぐる地球規模の闘いの主要な対立構図は「アメリカ企業」対「ヨーロッパの消費者と環境保護団体」で、この技術から最も恩恵を引きだせる貧しい諸国の農民や消費者の利害が考慮されていない。遺伝子組み換え作物に大規模な投資をすることで、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの何億という人々を貧困と栄養失調から救う新しい道を開拓できるのに、それを実現させるための行動はまだほとんどとられていない。世界銀行の調査団は、遺伝子組み換えテクノロジーを利用すれば今後一〇年以内にアジアにおける米の生産が一〇~二五%増加する、と予測している。

  • 遺伝子組み換え
  • GM作物への「アレルギー反応」
  • ヨーロッパとの攻防
  • 「超雑草」と「超害虫」
  • 一文を惜しんで百文失う

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