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民主党次期大統領のグローバル経済対策

W・ボーマン・カッター 前経済政策担当次席補佐官  ジョアン・スペロ 前経済・ビジネス・農業問題担当国務次官

New World, New Deal

W. Bowman Cutter ウォーバーグ・ピンカスの役員で、クリントン政権の前経済政策担当次席補佐官。  Joan Spero ドリス・デューク慈善財団会長。九三~九七年、経済・ビジネス・農業問題担当国務次官を務めた。  Laura D'Andrea Tyson カリフォルニア大学バークリー校ハース・ビジネススクール学部長。第一期クリントン政権の経済諮問委員会委員長。(*)三人はアル・ゴア民主党大統領候補の大統領選挙経済問題アドバイザーを務めている。

2000年4月号掲載論文

ネットワーク経済(電子商取引)にだけ焦点を当てた具体的な多国間プロセスを開始すべきであり、これは民主党次期大統領が取り組むべき中心的な目標の一つとなろう。アメリカは日本をたんなる同盟国としてではなく、アジア太平洋地域の経済、政治、安全保障を守り、既存の多国間枠組みを強化し、新しい多国間枠組みを構築するためのパートナーとして扱うべきである。世界貿易機関(WTO)を環境問題の多国間交渉の場とするのではなく……環境問題に関する新しい国際公約を策定・実行する『地球環境機関(GEO)』の創設を新たに提案すべきだ。

  • グローバルな問題へのグローバルな対応を
  • ヨーロッパ経済、ロシア経済とどうかかわるか
  • 日本と中国に対する貿易政策
  • 新貿易ラウンドの課題
  • 最貧国への対策
  • 環境問題、国際的労働問題への新アプローチ
  • グローバリズムの負の側面に対処せよ

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