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デイトン後のボスニアの現実

アイヴォ・ダールダー ブルッキングス研究所上席研究員

Dayton's Incomplete Peace

Ivo H. Daalder ブルッキングス研究所上級研究員。第一期クリントン政権で国家安全保障会議のスタッフを務めた。 Michael B. G. Froman 外交問題評議会上級研究員、およびジャーマン・マーシャル基金専任研究員。米国財務省の首席補佐官を最近まで務めた。

2000年1月号掲載論文

デイトン後のボス二アがなんとか生きながらえているのは、ひとえに国際援助のおかげである。現地勢力による自力再生の見込みはまったくたっていないし、援助もいずれ打ち切られる運命にある。しかも、世界の関心はすでにボスニアではなく、コソボの再建へと向かっている。国際社会は、敵対行為の抑止だけでなく、デイトン合意のもう一つの目的である、安定した経済基盤を備え、民主的で多民族から成るのボスニアの実現という野心的な課題を、もはや放棄すべきなのだろうか。それとも、その実現にむけて関与を再度強化させるべきなのだろうか。

  • 合意から四年後の今
  • 明るい兆しもあるが・・・
  • 断ち切れぬ悪循環
  • 打開策はあるのか
  • 自助努力を引き出すには

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