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ダライ・ラマのジレンマ
The Dalai Lama's Dilemma
1998年3月号掲載論文
チベットへの民主政体の導入を求めたダライ・ラマの果敢な対外キャンペーンは、欧米世界での支持を背景に、中国政府を守勢に立たせたかに見えた。だが中国政府による経済統合策によって、大量の非チベット系中国人起業家、労働者がチベットに流入し、いまやチベットの文化、宗教、民族性までもが危機にさらされ、形勢は完全に逆転している。「政治的自治の範囲」をめぐる中国とチベット間の「妥協」は可能なのか。ダライ・ラマ、中国、そして米国は「妥協」に向けて、どのような行動をとり得るのか。
- チベット問題の本質とは
- 対立の歴史
- 鄧小平の和解路線
- ダライ・ラマの対外キャンペーン
- 経済統合策による北京の反攻
- 対中妥協か、それともテロ路線か
- 米国はいかに対応すべきか
- 妥協への道
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