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インドはいま何をなすべきか
India in the World: Neither Rich, Powerful, nor Principled
1997年9月号掲載論文
独立から五〇年を経たインドは、自らの立場を貫くためにふんだんに資金を使えるほど豊かでも、圧力をかけるほど強大でも、相手を感化するほどに規律立ってもいない。インドは何をどう読み間違えたのだろうか。冷戦後のいま、非同盟国が力を失い、核保有が必ずしも大国の代名詞ではなく、経済力こそが大きなパワーの源泉となっていることを忘れてはならない。宗教的対立を克服し、「繁栄とパワーと原則を相互補完的に一つへと導く」将来の見取り図を描き出すには「自国への自信を十分にもち、パワーを構成する新要素がなんであるかを理解し、近隣の小国と大きな配慮をもって交渉する巧みさ」が必要である。
- 時代に取り残されたインド
- 何が経済改革を阻んでいるのか
- インドの安全保障課題は何か
- 失われた原則
- 世俗主義
- 非同盟主義
- 新たな見取り図
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©1997 by the Council on Foreign Relations, Inc.