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バーチャル国家の台頭
The Rise of the Virtual State
1996年10月号掲載論文
いまでは「土地、資源、原材料という生産要素よりも、良質な労働力、資本、情報」をもっぱら重視する、「頭だけをもち体をもたない」ダウンサイズされたバーチャル企業とバーチャル国家が誕生しつつある。 領土獲得を目的とする侵略戦争はその意味も必然性も失いつつある。バーチャル企業は他の企業の生産施設を必要とし、バーチャル国家は他国の生産能力を必要とする。その結果、国家間の経済関係は、「特定地域にある頭と、別の地域にある体を結びつける神経のようなもの」になっている。こうした流れは国内政治と国際関係にどのような影響を与えるのだろうか?
- バーチャル国家の誕生
- 土地から、労働力、資本、情報へ
- バーチャル国家の実体
- 国力の再定義
- 英国の規範、日本の規範
- 相互依存と平和
- 生産要素の国際化と労働者
- バーチャル国家が求めるもの
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