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CFRインタビュー
再建を超えた「新しいハイチ」の建設を
―再建・復興には数十年の時間と 数百億ドルの資金が必要になる

マーク・シュナイダー 国際危機グループ(ICG)上席副会長

Rebuilding Haiti: The Work of Decades

Mark Schneider 米国際開発庁副長官、米平和部隊のディレクターを経て、現在は国際危機グループの上席副会長(ラテンアメリカ担当特別顧問)。専門は紛争後の国家再建、国家構築、ラテンアメリカ・カリブ海地域など。

2010年2月号掲載論文

2010年1月13日にハイチのポルトーフランスを直撃した大地震による犠牲者は10~20万人に達し、その災害の復旧には少なくとも100億ドルの資金と、数十年単位の時間が必要になると言われている。クリントン政権で米平和部隊のディレクターを務めたラテンアメリカとカリブ海地域の専門家、マーク・L・シュナイダーは、今回の地震災害を「西半球地域における史上最大の国家災害」と描写し、グローバル規模の支援活動が必要になると強調する。「最初に必要なのは、建物と家で、もう一度すべてをやり直さなれればならない」。ハイチの復興にはおそらく数十年はかかり、その支援にはばく大なコストがかかるが、復興の目的は過去のハイチを再現することではない。それは、新しい教育システム、公共サービス機能を持つ「新しいハイチ」を建設することでなければならない。聞き手は、バーナード・ガーズマン(www.cfr.orgのコンサルティングエディター)

  • 西半球で起きた史上最悪の災害
  • 統治構造が消失した
  • 「ニューハイチ」の建設を

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