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追い込まれた中国経済
―― もはや低成長を受け入れるしかない

マイケル・ペティス 北京大学 光華管理学院 教授

How China Trapped Itself: The CCP's Economic Model Has Left It with Only Bad Choices

Michael Pettis 北京大学光華管理学院教授で、カーネギー国際平和財団シニアフェロー(非常勤)。最近の著著にマシュー・クラインとの共著Trade Wars Are Class Warsがある。

2022年11月号掲載論文

中国にとって、投資率が高いことは悪いことではなかった。かつて必要とされていたのはまさしく投資主導型の経済開発モデルだった。問題は不動産とインフラ部門での非生産的投資の時代があまりに長く続いたことだ。15年ほど前から、債務が国内総生産(GDP)成長率を上回るペースで増加し始め、肥大化していった。しかもいまや不動産バブルははじけ、新しい経済モデルへ移行するしかない状況にある。中国が消費(内需)主導型の成長へシフトできるとは考えにくい。投資を急速に減らして成長率の大幅な低下を受け入れるか、問題を先送りし、債務の急増によって路線維持が困難になるまで、現在の投資主導型路線を続けるしかないだろう。だが最終的には、経済成長は急激に減速し、その減速の仕方は、中国、中国共産党、そして世界経済に深刻な影響を与えることになるはずだ。・・・

  • 成功の代償
  • 債務の肥大化
  • バブル崩壊

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